朝鮮王朝の絵画と日本
- 宗達、大雅、若冲も学んだ隣国の美 -

 

 日本の絵画が大陸、中国の絵画から影響を受けてきたことは周知の事実ですが、俵屋宗達、池大雅、伊藤若冲、狩野探幽など日本の巨匠たちが、朝鮮絵画からも同じように影響を受けてきたことはほとんど知られていません。

 彼らが朝鮮絵画を模写した作品や、朝鮮絵画に影響を受けていると思われる作品を取り上げ、朝鮮絵画の日本絵画への波及と交流の様子にも注目していきます。


開催各美術館, 読売新聞社, 美術館連絡協議会他主催

2008年11月  2日-12月14日 栃木県立美術館
2009年  2月17日-  3月29日 静岡県立美術館
2009年  4月17日-  5月24日 仙台市博物館
2009年  6月  5日-  7月12日 岡山県立美術館

日本に最も近い国、韓国

 海を隔てた隣国、韓国と日本との交流は両国の歴史と共に始まり、現在に至るまで連綿と続いています。古くは渡来人の活躍により、仏教・漢字・紙・墨などの文化も韓国からもたらされています。また、今日注目を集めている高句麗壁画とキトラ・高松塚古墳壁画との相似にも表れているように、美術においても日本は韓国を通じて大陸の影響を受け入れてきたのであり、両者の関係が密接であることは言うまでもありません。そのため、日本国内には優れた韓国美術品が多く収蔵されており、それらは韓国美術史を語るうえで欠かせないものとなっています。

朝鮮絵画の全貌を伝える初めての展覧会

 ところが、朝鮮絵画が日本にもたらした影響については、その影響力の大きさにもかかわらず今まであまり注目されることがなく、むしろ朝鮮絵画というジャンルそのものが注目される機会がほとんどなかったと言っても過言ではありません。

 本展では、現在の韓国文化が形成される基礎となった朝鮮王朝時代(1393-1910)の美に焦点を当て、安堅から鄭敾や金正喜らへと至る山水画の流れと文人画、高麗から朝鮮王朝に引き継がれた仏画、陶磁器の絵付や後に発展する民画とも関係の深い申師任堂や李巖らの花鳥画・翎毛画のほか、「三園」と称される金弘道、申潤福、張承業らの風俗画、民画などの掛軸や屏風を紹介します。

 国内はもとより、韓国・ソウルからも国宝・重文級の名品を公開する本展は、日本において日韓両国に所蔵される絵画作品が一堂に会する貴重な機会となります。

日本の巨匠 - 宗達、大雅、若冲も観た朝鮮絵画

本サイトは展覧会の一企画者によるもので、公式なものではありません。